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「地域学」は「町・村おこし」の優れた企画 「宇治学」の事例

「地域学」は「町・村おこし」の優れた企画 「宇治学」の事例

まちの発展には、地元や地元由来の人的資源が欠かせないと考えます。もちろん、外様(まち以外からの産業や学術従事者)でもいいですが、近年そのクオリティーも落ち目傾向で、地方ではしばしば外様との軋轢もうまれているようです。そして外様はいつ出ていくかわからない不安定な存在なのです。 外から人を入れて、地元産業を成長させるには限界が見えてきています。多額費用を投じて動画PR映像を作成したり、高度なカート機能付きのネット販売をまちづくりの頼み綱にしているところは多いですが、短期的な補助金や助成金を頼りにしているところも少なくはなく、結果なかなか長続きしません。
今では、全国各地の自治体が一様に、同じ行動パターンに入っているので、期待するような効果はほとんどの自治体ではあげられていないようです。宇治市の「宇治学」の取り組みは、宇治愛を子どもの頃から育てて、仮に外に出ていっても、Uターンしたい環境づくり、人づくりをしっかりと7年間かけて行います。この小学校3年から中学校3年までの7年が大きなポイントです。悪く言えば、刷り込みになりますが、郷土愛をしっかりと根付かせる最善策だと思います。
日本人に関わらず、全世界ほぼすべての人に共通することは「郷土愛」です。一昔前では、Uターンをする理由を見つけることが苦しかったですが、今やネットでボーダレス化し、それに、パーフェクトな流通網がめぐらされています。コロナ禍で少しずつ浮き彫りになってきましたが、地方にこそ勝機があるのではないでしょうか。
地方で得られる時間や環境、健康は、プライスレスの価値です。それらを果たして都会で換算すれば、どうでしょう?各々の計算方法は異なると思いますが、何かワクワクしませんか?地方をリードするのは、地元の人が中心にならないとだめなのです。彼らが、知恵を絞って、観光や農作物などの産業をリードしていくべきなのです。今回ご紹介する「地域学」=「宇治学」は目的達成のための時間は要しますが、まちの将来を考えると、大した時間のロスにはならないと思います。
まちづくりを進めたい自治体やまちづくりを提案したい人たち必見の企画だと思います。
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