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商業(飲食・物販)

有田みかん「皮ごとスイーツ」

皮ごと食べれるみかんスイーツ

食育の仕事をしていると必然的にお料理の先生にお会いする機会が増えます。わたしは元来「味」にはうるさい・・というか、大したこだわりはなく、父親から受けてきた厳しいしつけを守り、提供されたものは残さずしっかり最後まで頂き、「味」についてはアレコレ批判は一切しない主義です。もちろん、美味しいものには、声を大にして「美味しい」と言い、作った人への感謝をしっかりと現わします。好き嫌いがまったくないのも、両親の教育(食育)のおかげだと思う。消費期間をはるかに過ぎていても、自分の「五感」を頼りに是非を判断します。
自分たちの時代には、そのような表示自体がなかったですからね。いまやそれが原因で「食品ロス」が加速度的に広がり、とんでもない数量の食品が毎日破棄されています。本当にさみしいというか、バチ当たりなことだと思います。百貨店をはじめ、GMS、SMさんに少しでもそれを解消できる策を考えてほしいものです。
個人的には、長年お仕事でもお世話になっているイオンさんに大いに期待しています。創業者の岡田卓也さんには、2度取材をさせていただく機会がありましたが、その際に、戦後の廃墟の中、四日市の片田舎からスタートした岡田屋(のちのジャスコ~イオン)のお話しを直接伺うことができました。そして、その根性、スピリッツに強烈な感動を覚えました。イオンさん全体が、もう一度その精神に立ち返って欲しいものです。そして、食品ロス解消を先導頂きたいです。因みにインタビューの際に聞いた、岡田氏の日課をそれ以来私自身も、出張で家を空ける以外は、毎日欠かさず行っています。
話は戻りますが、大学生までは、スポーツ一辺倒で、今の若い人たちのように、お店を探して美味しいものを食べたりすることはなく、食べる=生きるため、スポーツで好成績を残すためのエネルギー補給などとしか考えていませんでした。大学は、京都のど真ん中(京都西本願寺の敷地内)であったにも関わらず、プライベートで三条や四条で食事をしたことは一度もなく、もちろん、合コンにも一度も行ったことのない、超、ウルトラ硬派というか、体育会バカでした。今では、スイーツ男子などがもてはやされていますが、そもそもスイーツという言葉は、英語の単語でしかなかった時代です。すこし以前に、女子大のスイーツ同好会が紹介されていましたが、彼女たちの、批評家であり、製作(調理)者であり、有名店のプロデューサ力には、圧倒されました。本当に多才であり、企画力も営業力もプロなみ、プロ以上でした。以前この企画ネタのコーナーでも紹介してきたネタですが、プロとアマのボーダレス化をここにも垣間見れました。わたしも、今年2020年に、食に関わる会社を起業しましたが、優秀なアマの人たちを発掘して、世に送り込み、食品ロスをはじめとする様々な課題を克服していきたいです。もちろん、彼ら、彼女たちにはしっかりとビジネスをして、儲けて頂きます。
さてさて、今日の企画ネタは、その「スイーツ」です。冒頭にお料理の先生のお話しをしましたが、20年以上お付き合いのある先生に、有田みかんを皮ごと頂けるスイーツの試作をして頂き、その試食をさせて頂きました。添付は、フリー企画書というものではなく、その際の記録写真です。これも、食品ロスに関わる活動の一環です。「何も皮まで・・」と言われそうですが、特に皮を好んで頂くのではなく、調理の過程で保存ができるということで、毎年生産者が大量に破棄するみかんをスイーツ以外にも、保存食としても活用できるのでは・・というプランです。
今日は、2020年の12月19日で、まだまだコロナのど真ん中に置かれていますが、保存食がコロナを機会にますますクローズアップされるようになりました。今後、南海トラフ地震のリスクや中長期で見れば、温暖化による食品への影響も今から備えておく必要があります。「保存食」、とても重要なこれからのテーマだと思います。
因みに、「みかんの皮ごとスイーツ」は、来年には製品化できるようにトライします!!
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