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Z世代を語ってみました     ※投稿は少しの間お休みします<(_ _)>

Z世代とは・・・

今更感はありますが、今日は「Z世代」について少しお話ししたいと思います。

(下記コピーは、オリジナルですので、もちろん、他のページ同様、企画書の「はじめに」等で使用していただいても問題はございません。)

添付の資料は、某大手広告会社さんとともに、あるお得意様にご提供したもので、「Z世代」について、わかりやすくまとめられているので、マーケティングに関わられてる方には参考になると思います。

(添付資料については、弊社単独資料ではございませんので、コピペはお控えください。あくまで参考資料としてご利用ください。また、部分的に原文とは変更しています。)

さて、【Z世代】とは、どんな世代の人たちなのでしょうか・・社会における位置づけ、そしてその行動パターンについてご紹介したいと思います。

まず、【Z世代の生まれた年代】ですが、1990年代後半〜2010年生まれを指すと考えてください。つまり、今の10代から20代前半の若者ということになります。

※「若者」・・この言葉自体が死語に近づきつつありますね(笑)

デジタル技術、インターネットが広まっている時代に生まれたのが、「Z世代」です。そして、この世代は、生まれた時からデジタル社会であることから、「デジタルネイティブ」とも呼ばれています。「おぎゃ―」と生まれて、物心がついた時には、携帯、スマホに触れていた・・・こういう表現の方が分かりやすいかもしれませんね。

私の世代(現在60歳)は、「新人類世代」のさらにもう一昔前になります。太古感バリバリですね。「新人類」について興味がある人は是非調べてみてください。これらの定義付けですが、時代の流れ、潮目を感じることができて、実に面白いと思いまよ。それと、しばしばバラエティー番組のクイズにも登場しますよね。

ところで、「Z世代」があるということは、「X」も「Y」もあります。この呼び名はもともとはアメリカ由来(正確には、generatiom X、Yという呼称)で、1960年〜1974、5年生まれをX世代、1974、5年〜1990年代前半生まれをY世代としています。この根拠も興味のある人は検索してみてください。個人的には、あまりピンとこない分け方だと思っているのですが・・・基本、日米のマーケティングには、相当な誤差というか、考え方の違いがありますからね。

【Z世代】は、今後の経済を回していく中心世代として、注目を集めています。

教育や娯楽などの日常のライフスタイルの大部分をデジタルハード&ソフトで完結しているZ世代は、将来的に消費の中心となっていく世代と言えます。

話はそれますが・・Z世代の次の世代は、「generatiom α(α世代)」といわれています。せっかくなので、これについても少し触れます。α世代は、2010年くらいから2020年くらいまでに生まれた世代のことを指し、これから先の未来に社会に出てくる世代です。このα世代は、Z世代以上にデジタル、ネット時代に生まれているため、あらゆるデジタルハード&ソフトに、普通に接点をもっています。

弊社でも関わりのあるプログラミング教室などの普及や親御さんのスマホがおもちゃ代わりとなり、0-2歳児くらいからデジタルツールに慣らされいます。そしてクラウド、ネット上のサービスも使いこなし、「人種が違うのでは・・」と・・それほど、われわれ世代とはかけ離れた位置づけにあると言えます。彼らα世代が、この先如何に日本を・・また、世界をけん引していくのか、非常に興味深いです。

さて、【Z世代】の話に戻りますが、彼らのコミュニケーションは、SNSなどのネット上がメイン舞台で、情報の収集から発信まで、ライフスタイルには「デジタル技術」が当たり前のように存在しています。

したがって、将来の社会における消費活動のほとんどは、ネット、オンライン上でおこなわれるようになるのは疑う余地はありません。そして、オンライン上の発信力がそれまでの世代に比べてずば抜けて高いことも、Z世代が流行語になりうる理由のひとつです。

Z、α世代のコミュニティの特徴は、自分のアイデアやともすれば思想を普通に手元から発信し、そこから得られる情報を取捨選択して吸収することです。しかし個人的には、そのようなあり方については、ある種の社会的リスクも伴うのでは・・と心配もしています。つまり、情報や思いが、ネット上を行き来することは、それだけ不特定多数がネット上に参加していることになります。当然、自らや他人が発信した内容に感化されやすくなり、その使い方によっては、マイナス、ネガティブに向かうタイミングが頻繁に発生すると思います。

まあ、われわれは、すでにZ世代の領域には入ってはいけない世代なので、余計な取り越し苦労だと思いますが、個人的にも危惧するのは、Z世代に近い「ミレニアル世代」や、日本にとどまらず、進化し続ける、他国の各世代との不整合です。少し世代がかわるだけで、また、国が変わるだけで、価値観などが大きく変わり、そこに様々な弊害、分断が起こることが予想され、それはさらに加速すると考えられます。世界規模でみられる、ナショナリズム、右傾化といえば、わかりやすいかもしれません。

(※ミレニアル世代/1980年代半ば〜1990年代半ば生まれの、ミレニアム・イヤー以降(2000年)に社会進出した世代のこと。)

またまた話がそれてしまいそうです。ただ、このような分断予測、特に一国内における分断、二極化については、あらためてここで皆様と議論できればと思っています。

【Z世代】の特性の話に戻ります。。。

ここ最近、ジェンダーやLGBTQなど、多様性に触れる機会が増えています。また、SDGsという言葉の普及が進み、子供たち(α世代)のそれに対する意識も高まってきています。多様性を重要視するZ世代は、周囲と同じではない、個性を大切にする傾向がかなり強いといえます。他人を、性別や人種、思想などで区別せず、一個人として尊重する考え方を自然にできる世代といえます。それゆえに自らの承認欲求が強いことも、Z世代の大きな特徴と言えます。

SNSなど、ネット上でのコミュニケーションが当たり前になっていることにより、他者からの評価や、周囲からどう思われているのかを気にする傾向がどんどん強くなっている傾向です。周囲の評価を気にするあまり、保守的、閉塞的になってしまうという特徴も、Z世代に見受けられます。

冒頭の話と少し重複しますが、彼ら、彼女たちが生まれ育った時代は、デジタルテクノロジーの進化が驚異的とも言え、それによりあらゆる業務やコミュニケーションの効率化がはかられていたので、Z世代は、効率性を重視する傾向が強いという特徴があります。仕事だけにとどまらず、友達との関係においても「このツールを活用すると効率があがるのではないか・・時短になるのでは・・・」などと、常に効率性ファーストの意識を持ち合わせています。企業、特に大きな会社にとれば、とても良い人材、使いやすい人材かもしれませんね。

また、Z世代は、意外と社会問題に強い関心をもっていると言われており、私自身それは実感しています。Z世代は、デジタルテクノロジーが発達した社会の中で、9.11やリーマンショック、大震災そして、現在のコロナなど未曾有の出来事を経験している世代のため、健康や貧困、環境問題といった社会問題を他人事だと思わず、行動に移すことができる点も大きな特徴といえます。

以下、前記と重複しますが、Z世代について補足をすると・・

【Z世代】は、幼い頃からインターネットやSNSが身近にあるため、情報リテラシーが高い傾向にあります。

インターネットを利用することに対して、抵抗感や苦手意識をもっている人が少なく、TVや新聞などのマスメディアよりも、SNSやなどを参考にして、情報収集する傾向が強いことも特徴といえます。

SNSは、情報の鮮度が高く、多面的な意見をとりいれた情報収集ができるため、多くの情報から、必要な情報を取捨選択できるZ世代に支持されています。

【Z世代】は、周囲と同じ「モノ」を欲しがるという従来の消費行動はなく、体験を重視した「コト消費」や、ブランドの価値観や考え、社会貢献度への共感を重視した「イミ消費」が、その消費行動の特徴といえます。とりわけ「イミ消費」は、SDGsやフェアトレード、エシカルシングなど、多くの人が関心を寄せている社会的なテーマが関係している消費行動です。今後はさらにイミ消費の需要が高まることが予想されるでしょうし、「モノ」自体の値打ち、価値観も大きく変わると考えられます。

【Z世代】は、周囲の評価や目線を気にする傾向にあり、保守的で現実主義な特性があります。そのため、コストパフォーマンスのよい商品やサービスを好む傾向が強いと言えます。また、SNSなどの発達で、商品やサービスの情報が入手しやすくなったため、複数の商材を比較して選ぶ機会も増えてきました。そして、必ずしも「新品」「新商品」など、「新」に対する考え方、価値観の在りようも変わっており、新情報でさえ、Z世代にとっては、必ずしも新しいものではないという見方をする傾向があると思います。

【Z世代】は、数多くの情報から、自分に有益な情報を取捨選択するのが得意なため、一度価値を見出したものには支出を惜しまず、リピーターとなるケースが多いことも特徴です。例えばメーカーの目線で考えると、薄利多売は過去形になりつつあり、中小規模のメーカー、そして、個人レベルでも、商機が十分に見込めると言えます。メルカリなどを例えるとわかりやすいかもしれませんね。

【Z世代】は、「私」「自分」をとても大切にしたいと考える傾向が強いため、適切な距離感を意識したコミュニケーションが大切です。一番わかりやすい事例が、会社の「飲みにケーション」でしょうか。この言葉もまもなく死語化するでしょうが(笑)・・われわれマスコミ、広告業界においても、その傾向は顕著で、もはや、この傾向は疑う余地はありませんね。まあ、個人的には、新卒時代からその傾向が強かったので、抵抗というか、良い傾向だと支持しています。「ワークライフバランス・・・」とても大切だと思いますし、いかに仕事とプライベートを切り離した距離感でZ世代と接することができるかが、企業の発展につながるのではないでしょうか。

以上、締まりのない終わり方ですが、「Z世代」について、アレコレ書いてみました。

それでは、Z世代に関わる企画書というか、マーケティング資料についても、ダウンロードして読んでみてください。ご質問、ご意見もお待ちしております!
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